腎機能を学ぶ

腎不全リスク計算:4変数KFRE

CKDが確定しeGFRが60未満の成人で、2年・5年以内に治療を要する腎不全に至るリスクを推定します。

腎不全リスク計算:4変数KFRE
CKDが確定しeGFRが60未満の成人で、2年・5年以内に治療を要する腎不全に至るリスクを推定します。

小児、CKD未確定、eGFR ≥60、腎機能急変には使いません。割合だけで紹介、移植評価、透析を決められません。本ツールは独自の低・中・高リスク区分を作りません。

方法と計算式

Tangriの4変数モデルは年齢、性別、eGFR、尿アルブミン/クレアチニン比(uACR)を使います。本ツールは2011年の北米校正を採用し、基準生存率は2年0.9750、5年0.9240です。mg/mmolのACRを8.84倍してmg/gに換算します。予測する転帰は透析または腎移植で、単なるeGFR低下ではありません。

使い方

  1. 成人CKDの確定診断、安定した腎機能、eGFR 60未満を確認します。最近のeGFRと定量尿ACRを、検査報告書の単位で入力します。尿蛋白/クレアチニン比はACRの代わりになりません。
  2. 医療上の判断をする前に、元の検査報告書、過去の結果、関連する尿検査を医療従事者と確認してください。

計算例

55歳男性、eGFR 30、ACR 300 mg/gでは、2年約9.6%、5年約27.0%です。ACR約33.94 mg/mmolは同等です。

結果の読み方

割合は集団モデルの確率で、個人への保証や透析までの期限ではありません。国や診療環境で校正が異なり、医療従事者は地域で検証したモデル・診療手順を選ぶ場合があります。

限界と安全上の注意

  • 小児、CKD未確定、eGFR ≥60、腎機能急変には使いません。割合だけで紹介、移植評価、透析を決められません。本ツールは独自の低・中・高リスク区分を作りません。
  • 教育目的のツールです。診断や薬の用量決定はできません。症状がある場合や腎機能値が急変した場合は、緊急の受診を遅らせないでください。

出典

方法と解説は2026年10月14日に以下の出典と照合しました。編集・技術面の確認であり、医師によるレビューではありません。外部資料は英語の場合があります。

  1. Tangriら(2011):腎不全リスクの原著モデル
  2. Tangriら(2016):KFREの国際的検証
  3. KDIGO 2024 CKDガイドライン

編集方針と計算ツールの検証

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