腎機能を学ぶ
シスタチンC eGFR計算:CKD-EPI 2012
2012年CKD-EPIの単一指標式を用い、シスタチンC、年齢、性別から成人の補正済みGFRを推算します。
シスタチンC eGFR計算:CKD-EPI 2012
甲状腺疾患、ステロイド、炎症などがGFRと独立に影響します。安定した腎機能の成人向けで、小児・急性腎障害の式ではありません。指標間の不一致は原因を調べる必要があります。
方法と計算式
Scysは標準化シスタチンC(mg/L)、Aは年齢(歳)です。0.8 mg/Lを境に異なる指数を用い、fは女性項で0.932、男性項で1です。これは2012年の単一指標式であり、2021年のクレアチニン・シスタチンC併用式ではありません。
eGFR = 133 × min(Scys/0.8, 1)^−0.499 × max(Scys/0.8, 1)^−1.328 × 0.996^A × f
使い方
- 検査シスタチンC(mg/L)、年齢、式の性別項を入力します。クレアチニンによる推算や併用式の結果がある場合は比較してください。
- 医療上の判断をする前に、元の検査報告書、過去の結果、関連する尿検査を医療従事者と確認してください。
計算例
60歳男性、シスタチンC 1.1 mg/LならGFRは約68.5 mL/min/1.73 m²です。同じ入力で女性項を用いると約63.9です。
結果の読み方
結果は体表面積1.73 m²に補正されます。シスタチンCは筋肉量の影響が比較的少なく、両指標が得られる場合は併用推算で精度が高まることが多く、臨床判断の境界付近で特に有用です。
限界と安全上の注意
- 甲状腺疾患、ステロイド、炎症などがGFRと独立に影響します。安定した腎機能の成人向けで、小児・急性腎障害の式ではありません。指標間の不一致は原因を調べる必要があります。
- 教育目的のツールです。診断や薬の用量決定はできません。症状がある場合や腎機能値が急変した場合は、緊急の受診を遅らせないでください。
出典
方法と解説は2026年10月14日に以下の出典と照合しました。編集・技術面の確認であり、医師によるレビューではありません。外部資料は英語の場合があります。